About us シチズンTICとは
シチズンTICの社名には、未知の領域への挑戦という想いが込められています。
「TIC」は、"TERRA INCOGNITA CLOCK"の頭文字で、ラテン語で「未踏の地」を意味する"Terra Incognita"に由来しています。これは、大航海時代に東洋を旅したマルコ・ポーロが著書『東方見聞録』の中で記した言葉であり、当時の人々の夢と探究心をかき立てたものでした。
この言葉に私たちは共鳴し、「まだ誰も見たことのない時計」を追い求める姿勢を社名に込めています。
シチズンTICは、これからも新たな価値や未見の技術に挑戦し、創造性あふれる製品を通じて社会の発展に貢献していきます。
1943年、当社は計器・羅針盤の製造販売会社として、現在も本社を構える東京都小金井市に設立されました。
1948年にはT.I.C.電気時計の製造販売を開始。1960年代には水晶式親時計など、現在も主力製品として取り扱う技術を確立しました。
1967年には、大阪万博に向けた「残日計(カウントダウンクロック)」をシチズン時計経由で納入。これをきっかけに、TIC製品の販路も広がり、1974年には正式にシチズンループの一員となりました。
2023年には創立80周年を迎え、今なお「時」と「情報」を軸とした製品を通じて、進化を続けています。
Position シチズングループでの立ち位置
シチズンTICは、シチズングループの中で「時刻」と「情報」に特化した製品を手がけています。企画・開発から製造、販売、保守までを一貫して担い、公共性の高い施設を支えています。
主な製品は、駅や学校、商業施設などに設置される大型時計や、複数の時計を正確に同期させる設備時計システム。出退勤情報を表示するモニター機器やデジタルサイネージも展開しています。
さらに、スコアボードや大会の計時・計測、公営競技機器の製造など、スポーツや公共インフラの現場にも広く貢献。多くが受注生産で、ニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
正確な時刻と確かな情報表示で、日々の社会生活を支える――
シチズンTICは、信頼される製品を通じて、より快適な社会の実現を目指します。

Future TICが目指す未来
シチズンTICは、2023年に創立80周年という大きな節目を迎えました。
私たちは創業以来、「時刻を極める」という目標のもと、技術を磨き続け、社会に先進的で魅力ある製品を提供してきました。
正確な時を刻み、確かな情報を届けること。
その一つひとつの積み重ねが、人々の暮らしを支え、社会をより豊かにすると信じています。
そして今、100周年という新たな節目を見据え、私たちは次の一歩を踏み出します。
変わりゆく時代の中で、変わらず大切にしたいのは「まっすぐなものづくりへの想い」。
新しい価値を生み出す挑戦を恐れず、誰かの毎日を少しでも心地よくできるように。
私たちはこれからも、時を超えて信頼される存在であり続けたいと願っています。